転職の時期はいつが良いのか?ベストなタイミングを考える

コメントする

2017年5月10日 by bizura

転職に関する相談の中で意外に多いのが、転職の時期やタイミングに関するものだ。しかしこの様な相談をしてくる方は(時には答える方も)、転職市場の特性をよく理解できていないことが多い。

まず転職にベストなタイミングというものは存在しない。あえて言うならば、思い立った時が転職の準備を始めるベストなタイミングと言える。

確かに統計上は、中途採用の募集の多い時期・少ない時期というのは存在する。したがって求人の多い時期に合わせて転職活動をするのが一番効率的だと考える人もいるだろう。しかしこれは全くの間違いなのである。

なぜならば中途採用は、欠員募集が一番多いからだ。その他に新規事業のための求人や増員というものもあるが、実際にあなたが転職したい業界や業種で、どのタイミングで欠員が生じたり、増員が必要になるのかは、誰にも予測できなからである。

理解しやすくするために、転居の話で例えてみよう。
賃貸住宅の場合、3月や4月など進学や就職の時期が、最も空き物件が多くて探しやすいことは、良く知られた事実である。ところであなたが転勤で札幌に引っ越さなければならなくなったとしよう。そうしたら、あなたは「今空いている物件」の中から住居を探すはずだ。会社に対して「3月・4月まで転勤を猶予してくれ」と言ったりはしないだろう。

また別の例え話をしてみよう。
結婚式は、ジューンブライドという言葉があるように6月が一番人気がある。ではプロポーズは6月が一番成功率が高いだろうか?もちろんそんなことはない。プロポーズは二人の交際の成熟度で決めるべきであって、統計上の数字に囚われる必要は全くないのだ。

ここに例として挙げた、転居も結婚も、両方ともベストシーズンというのは確かに存在するし、統計上も多い月、少ない月がハッキリしている。しかし実際の転居や結婚では、何の参考にもならないのだ。

重要なのは、あなたにとってベストなタイミングだからである。

では、あなたにとってベストなタイミングは一体いつなのか?

それは「あなたが転職する会社に欠員が生じた時」であり、「あなたが転職する会社で増員による求人が発生した時」である。しかし残念なことに、そんな時期は誰にも予測できないのだ。

肝心なのは、募集が出た時、あなたが既に「戦闘準備ができていなければいけない」ということなのである。

私が考えるベストな転職のタイミングはこうである。それは転職を思い立ったその日から、転職の準備を始めるということだ。あなたが希望する業界や業種で、いつ募集が出るのかは、誰にも予測できないのだ。頻繁に募集が出ている業界・業種もあれば、あまり募集の出ない業界・業種もある。しかしその募集の有無を、あなたは一切コントロールできないのだ。

したがってあなたにできることは、ただ一つしかない。

それは今から転職に向けた準備をすることである。

転職に向けた準備とは何か?それはあなたの職歴を棚卸し、自分の強み・弱みを把握することである。そして履歴書と職務経歴書を、何度も書き直して、ベストな書類を準備しておくことである。また面接で聞かれそうな質問への回答を予め準備し、何度も面接の練習をしておくことだ。面接の練習は、恥ずかしがらずに家族に協力してもらうと良い。模擬面接での家族の意見を、決して軽んじてはいけない。

これは舞台に出演する俳優や女優が、何度もセリフを読み・覚えて、舞台稽古を繰り返すのと同じなのだ。何でもぶっつけ本番ではダメなのだ。

もちろん実際に提出する履歴書や職務経歴書は、求人企業に応じてアレンジする必要がある。しかし実際に募集案件を見てから準備を始める人と、予め準備しておいた人が戦った場合、どちらが有利なのかは言うまでもないのである。

転職に失敗する人は、募集を見てから準備を始める。しかし転職に成功する人は、募集を見る前から準備を始めているのだ。つまり重要なのは、ベストなタイミングなのではなく、「転職を思い立ったその日から準備をする者だけが転職で勝つ」という厳然たる事実なのである。

 

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

ココナラ

ココナラ

呉ジュリアン/プロフィール

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。