有名企業への就職は吉か凶か?

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2017年1月10日 by bizura

「今まで勤めていた会社を辞める」、「違う会社に転職する」・・・それは誰にとっても勇気ある決断であり、生半可な気持ちで決められることではありません。

今まで勤めていた会社であれば、今までの実績や経験がそのまま生かせる訳ですから、それを捨てて新しい会社で再出発をするというのは、とても勇気がいることなのです。

転職先を決めるに際して、予め入手できる情報は本当に限られています。求人サイトに掲載されていた情報がメインで、他にはその会社のサイトに掲載されている情報くらいしかありません。

紹介者がいれば、その方にいろいろ質問もできますが、あまり根掘り歯堀り聞きにくいですし、それは人材紹介会社からの紹介でも同じです。その他に「カイシャの評判」などの口コミサイトもありますが、実際のところは入社してみないと分からないというのが正直なところです。

転職する時は、「この会社は入社しても大丈夫だろうか?」、「労働環境はどうだろうか?」、「自分でも活躍してやっていけるだろうか?」・・・など、いろいろ気になることがあると思います。

しかし実際には、「その会社がどうか」ということよりも、「あなたが配属される部署はどうか」とか、もっと言えば、「あなたの上司はどんな人間なのか」という点の方が、転職に際しては重要な意味を持つということを、よく理解しておく必要があります。

例えば、昨年に起きた悲しい事件の中に、電通女性社員の自殺があります。

電通と言えば、「超」が付く有名企業であり、「超」大人気の企業の一つです。
広告業界ではトップ企業であり、知らない人はいません。
政治家や有名人の子弟も、大勢入社しています。

しかし自殺した彼女にとっては、決して「良い会社」ではありませんでした。あるいは会社ではなく、「配属された部署」が良くなかったのかもしれませんし、「上司」がダメだったのかもしれません。いずれにしても、彼女にとって「電通への就職は凶」だったのです。

あなたが東京大学や早稲田大学のような有名大学を卒業して、その後、電通への就職が決まったと仮定しましょう。すると普通は、それは就職活動の世界での「勝ち組」を意味します。しかし実際には、就職活動での「勝ち組」や「負け組」などと言う分類には、何の意味もないのです。

重要なのは、あなたが入社した後、「その会社で活躍できるか否か」だからです。
就職先が有名企業かどうかは、全く関係がないのです。

毎年、大手企業には大勢が入社します。そして少なくない人数が、入社後すぐに失望して、退職して去っていきます。これを世間知らずの新入社員だと笑うことは簡単です。しかし就職では「他人がどう思うか」よりも「自分がどう感じるか」の方が、はるかに重要なのです。

もちろん有名企業への就職には、それなりのメリットもあります。
会社が大きければ、社内制度もキチンとしていますし、親や親戚にも言いやすいですよね。またもし転職することになっても、有名企業の出身者を採用したがる経営者も大勢います。

しかしそれは全て他人からの視点であって、あなたの人生にとってどうか、というのは全く別の話なのです。

会社における長時間労働やパワハラの問題については、今日はここでは触れません。
書き始めるとキリがないからです。

転職を占い師に相談するなんて、バカげていると感じる人は大勢いると思います。

しかしこれだけはハッキリと言えます。

私は「就職・転職が吉か凶か」を、「理性だけで全て判断できる」と考えていることの方がバカげていると思います。自殺された女性も、もし事前に「電通への就職が凶」だと分かっていたならば、別の人生を生きることができたかもしれないのです。

就職先が有名かどうかだけで、人生を決めるべきではありません。

 

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